【大阪府茨木市新和町の外壁屋根塗装現場】目地劣化と外壁材の不具合を現地調査で確認。丁寧な補修と提案を実施しました

2025/09/08

現地調査をしてきました

今回は、大阪府茨木市新和町にお住まいのお客様よりご依頼を受け、外壁屋根塗装のための現地調査を行いました。当日は晴天に恵まれ、午前9時に山田興業本社を出発し、車で30分ほどで現場へ到着。閑静な住宅街の一角にある築約15年の二階建て住宅で、外観は一見すると綺麗に見えましたが、お客様からは「外壁の目地の隙間が気になる」とのご相談がありました。

調査では、まず目視による外壁全体の確認、次にシーリングの状態や外壁材の接合部、コーナー部分の密着性など細部に渡るチェックを実施しました。特に注意を払ったのは、外壁材の異素材接合部です。現地には複数の外壁材が組み合わさった仕様になっており、異素材間の目地に隙間や劣化が見られました。また、窓枠まわりの雨仕舞も不完全で、防水性に不安が残る箇所も確認できました。

お客様には、写真を交えて現状をご説明し、早期の外壁・屋根塗装だけでなく、コーキング打ち直しと一部外壁材の補修が必要であるとお伝えしました。加えて、軒天井の一部に塗膜の浮きも確認されたため、こちらは追加提案として塗装補修を提案。お客様も「ここまで見てくれるとは思わなかった」と驚かれながらも、安心されたご様子でした。

外壁目地に見られる深刻な劣化と今後のリスク

今回の調査で最も顕著だったのは、外壁材の目地の劣化です。目地シーリングが硬化し、剥離や隙間が発生していました。特に異素材同士が接合されている箇所では、微細な動きによりシーリング材の追従性が不足し、隙間ができやすい状況でした。

このまま放置すると、雨水の侵入による下地の腐食や断熱材への影響が懸念されます。特に大阪府茨木市のような季節の寒暖差が大きい地域では、外壁の伸縮が頻繁に起こるため、定期的なメンテナンスが必須です。加えて、目地劣化からくる隙間風や室内の断熱性能低下も長期的には住環境を悪化させる要因となります。

そのため、今回のご提案としては「目地のコーキング打ち替え」を中心に、「劣化部位の補修」「外壁の再塗装」を含めた包括的なプランをご提案させていただきました。調査結果を踏まえ、10年先まで見据えたメンテナンスを行うことで、資産価値を維持しつつ快適な住まいを実現できます。

外壁材の接合ミスや施工不備が発覚

今回の現地調査では、複数の場所で外壁材の接合部にズレや不自然な隙間が見られました。とくにサイディング材とタイル調外壁の間、石調素材との境界部など、異なる素材が交わるラインで段差や隙間が生じていました。これは、当初の施工時に下地の精度が確保されていなかった可能性があります。

このような接合部のズレは、見た目の問題だけでなく、構造的な歪みや雨仕舞の不備につながりやすく、雨漏りや熱損失の原因になります。特にコンセント周辺や窓枠下端など、水の侵入経路になりやすい箇所は重点的な対策が必要です。

対策としては、下地の補強、シーリングの増し打ち、外壁材の微調整補修などが考えられます。また、外壁塗装の前にしっかりと補修を施すことで、塗装後の美観・耐久性が大きく向上します。山田興業では、このような下地処理にこだわることで、長期的に満足いただけるリフォームを提供しています。

窓まわり・電気設備周辺の雨仕舞の甘さに要注意

電気設備（コンセントカバー）まわりや窓枠下部の処理に隙間が確認できました。こういった箇所は、外壁の中でも特に雨水が集まりやすく、雨仕舞が不完全だと雨漏りのリスクが非常に高まります。

窓枠と外壁の取り合い部では、わずかな隙間からでも雨水が入り込み、内部の木材や断熱材が水を含んで腐食してしまうことも。特に茨木市は台風やゲリラ豪雨の影響を受けやすい地域でもあるため、防水処理の見直しは急務です。

今後の対策として、窓廻りは防水テープの補強およびシーリング打ち直しを実施予定。また、電気設備周辺の外壁材に関しては、脱着の上で周辺を防水補強し直すことで、確実な防水層を確保します。このような細かな部分にまで目を配るのが、山田興業の現調の強みです。

今後のご提案とお客様とのコミュニケーション

現地調査後、お客様には外壁材の種類ごとの劣化状態、目地の隙間、施工時の不備の可能性について写真を交えて丁寧にご説明させていただきました。その中で「築10年以上経って、こうした点検をしてもらったのは初めてで、とても参考になった」とのお言葉もいただきました。

今回の調査結果を元に、以下のようなご提案を進めてまいります。

外壁材全体の洗浄および下地補修
コーキング打ち替え（目地全体）
異素材接合部の補修＋防水処理
外壁・屋根の高耐久塗装（シリコン or フッ素系）
軒天・窓まわりの追加塗装（追加提案）

追加提案についても快くご了承いただき、正式なお見積もりとカラーシミュレーションを次回お持ちする運びとなりました。今後も丁寧なご対応と確実な施工で、お客様の信頼に応えてまいります。

まとめ

大阪府茨木市新和町での外壁・屋根塗装の現地調査では、目地の劣化、外壁材の接合ミス、雨仕舞の甘さなど多くの課題が確認されました。これらは外観の美しさだけでなく、住まいの耐久性・安全性に直結する重要な問題です。山田興業では、経験豊富な職人が現場を丁寧に調査し、適切な補修と塗装をご提案しています。無料見積もりやカラーシミュレーションも対応可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

よくある質問

Q. 外壁の目地が少し空いているだけでも塗装は必要ですか？
A. はい。目地の隙間は雨水の侵入経路になるため、早めのコーキング打ち替えと塗装が推奨されます。

Q. コーキングの打ち直しと外壁塗装は同時にするべきですか？
A. 同時に行うことで工期短縮とコストダウンにつながります。また、塗料の密着も良くなります。

Q. 防水処理だけでなく、見た目もきれいにできますか？
A. 可能です。山田興業では機能性だけでなくデザイン性も重視した施工を行っています。

今回の工事に関するコツ

外壁や屋根塗装工事を成功させるためには、まず「現地調査での情報収集」が非常に重要です。今回のように、一見きれいに見える住宅でも、目地の劣化や施工不備が潜んでいる場合があります。そういった不具合を見落とさず、写真付きで報告することが、信頼につながる第一歩となります。

次に、「素材ごとの特性を理解する」こともポイントです。異なる素材が組み合わされた外壁では、それぞれの膨張率や耐久性が異なるため、シーリングの種類や厚み、下地処理方法を柔軟に対応させる必要があります。山田興業では、シリコン系や変成シリコンなど、用途に応じた高耐久コーキング材を使い分けています。

そして「細部へのこだわり」も成功のカギです。窓まわりや電気設備の周辺など、見落としがちな箇所にまでしっかりと防水処理を行うことで、長期的な安心を提供できます。このような小さな作業の積み重ねが、トラブルを未然に防ぐことに繋がります。

最後に「お客様との密なコミュニケーション」も大切です。調査内容や施工提案を、写真やサンプルを交えて説明することで納得感が増し、信頼関係が築けます。特に追加提案がある場合は、事前にしっかりと背景や必要性を伝えることが重要です。

これらのコツを意識することで、より高品質で満足度の高い外壁屋根塗装工事が実現できます。大阪府茨木市での工事をご検討中の方は、ぜひ山田興業にお任せください。