現地調査をしてきました

今回は大阪府寝屋川市明和のお宅にて、「天井からの雨漏りが気になる」とのご連絡をいただき、外壁と屋根の現地調査に伺いました。築年数が経過している木造住宅で、趣のある和瓦屋根が特徴のお住まいでした。
この日は朝から天候も安定しており、ドローンによる空撮調査を行うのに最適なコンディション。社用車で現場に向かい、車内ではこれまでの雨漏り対応実績を思い返しながら、今回も丁寧に調査しようと気を引き締めていました。
現地に到着し、まず目に入ったのは屋根の全体的な苔の付着と瓦のズレ。特に下屋部分の棟瓦に歪みが見られ、そこからの浸水の可能性が高いと推測されました。内部調査では、天井板の一部にシミや変色が広がっており、直近で雨が降った際に雨水が伝っている痕跡がはっきりと確認できました。
お客様にお話を伺うと、数ヶ月前から徐々に天井にシミが広がってきたとのことで、強い雨の時に雨音がいつもと違って聞こえたことがあったそうです。今回の現地調査を踏まえ、まずは棟瓦の積み直しと屋根全体の防水処理、さらには天井裏の断熱材の点検を含めた補修提案を行う予定です。
和瓦屋根の劣化が雨漏りの主原因に
現地調査を通して特に目立ったのが、和瓦の経年によるズレや漆喰の崩れでした。ドローンでの上空撮影により屋根全体の状態が鮮明に確認でき、南側の下屋根において瓦が不自然な並びとなっている箇所が数か所見つかりました。これらは風雨によって徐々に動いた可能性があり、その隙間から雨水が侵入していると判断されます。
また、棟瓦周辺では漆喰の欠落が見られ、雨水が内部に浸入しやすい状態に。瓦自体の割れは確認されませんでしたが、隙間からの浸水と水の抜け道が無いため、屋根裏に滞留し天井へと浸透している様子でした。
現地のお宅では築30年以上が経過しており、これまで大規模な屋根修繕は行われていなかったとのこと。定期的なメンテナンスがされていないと、瓦屋根は雨漏りリスクが急激に高まるため、今回の調査結果をもとに「棟瓦の積み直し」と「屋根全体の防水シーリング強化」をご提案させていただきました。
天井裏からも読み取れる水の侵入経路

内装調査では、居室天井のクロスや壁紙に目立ったシミが確認されました。特に北側の窓上部には、雨が伝ってきたと思われる筋状の変色があり、天井裏から確認したところ、木材部分にも含水した形跡がありました。
調査を進める中で、断熱材が一部濡れており、カビの発生が始まっている箇所も見つかりました。この状態を放置すれば、カビの胞子が室内に飛散し、健康被害にもつながる恐れがあるため、早急な処置が必要です。
天井裏の板材には黒ずみや濃淡の変化があり、これは何度も水が染み込んだ証拠。幸い、構造材には大きな腐食は確認されませんでしたが、湿気がこもる状態が続けば早期に劣化が進行してしまいます。よって、屋根からの侵入を防ぐ工事と並行して、天井裏の乾燥処理と防カビ処置も併せて実施するべきと判断いたしました。
雨漏りを防ぐための具体的な工事内容とは
今回の現地調査から導き出された工事内容は以下の通りです。
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棟瓦の積み直し
瓦の歪みを修正し、崩れかけた棟部分を再構築します。漆喰を新たに塗り直し、防水性能を回復させます。 -
屋根全体の防水シーリング施工
ズレが目立った瓦の接合部を中心にシーリング材を打ち、雨水の浸入を遮断します。併せて全体点検も実施し、浮き瓦や緩みがないかをチェックします。 -
天井裏の乾燥と防カビ処理
被害のあった断熱材は交換し、木材には防カビ剤を散布。通気性の向上も視野に入れて、換気口の設置も提案いたします。 -
追加提案:外壁の点検と簡易補修
お客様から「せっかくだから外壁も見てほしい」とご要望がありましたので、外壁の目地とひび割れも調査し、簡易補修をご提案。シーリング材の劣化が数か所見られたため、局所的な再施工を併せてご案内しました。
以上の内容を、すべて写真付きでご報告し、後日正式なお見積りをご提出させていただきます。お客様も「ここまで丁寧に調査してくれるなら安心」とご納得いただけました。
まとめ
大阪府寝屋川市明和の現場調査を通じて、和瓦屋根の経年劣化による雨漏りと、それが室内に及ぼす影響を確認しました。ドローン調査と天井裏の点検により、見えない部分の問題まで明確に可視化できたことで、お客様にも工事の必要性をご理解いただけました。
雨漏りは早期対応がカギです。山田興業では、お客様の不安を取り除くために、現地調査から施工、アフターフォローまで一貫して丁寧に行っております。
よくある質問
Q. 瓦屋根の雨漏りはどれくらいの頻度で起こりますか?
A. 築20年以上経過した瓦屋根では、漆喰や棟部分の劣化により、10~15年に一度は点検・補修が必要です。
Q. ドローン調査は追加費用がかかりますか?
A. 山田興業ではドローン調査を無料で実施しております。屋根の高所点検にも安全で正確な診断が可能です。
Q. 雨漏り補修だけでなく、室内の工事もお願いできますか?
A. 可能です。内装リフォーム部門もございますので、天井や壁の修繕までトータルで対応いたします。
今回の工事に関するコツ
瓦屋根からの雨漏りを防ぐためには、「定期的なメンテナンス」と「症状が出たときの早期対応」が最大のポイントです。特に棟瓦や漆喰の崩れは、目に見える変化が少ないため気づきにくいですが、そこからの雨水の侵入が非常に多く発生しています。
今回のように、ドローンを使って屋根全体を俯瞰できる調査を行うことで、従来の目視調査では見落とされがちなポイントまで正確に確認できます。また、天井裏の点検も必須です。シミやカビの原因がどこからきているかを突き止めない限り、何度でも同じ場所から雨漏りしてしまうことになります。
施工においては、棟瓦の積み直しと防水処理を丁寧に行い、さらに再発防止として換気環境の見直しも重要です。断熱材が濡れたまま放置されると、建材の腐食やカビ発生リスクが高まるため、乾燥処理と防カビ剤の使用は効果的です。
さらに外壁のシーリング材の劣化にも注意が必要で、目地のひび割れから水が入り込むケースも少なくありません。屋根と同時に外壁の点検も行うことで、雨漏りリスクを大幅に軽減できます。
雨漏りは、見た目には小さな問題でも、放置すると建物全体の寿命を縮めてしまう厄介なトラブルです。少しでも気になる症状が出たら、早めの点検・対処が重要です。

















