現地調査をしてきました
本日は大阪府寝屋川市成田町にある戸建て住宅の外壁・屋根塗装とベランダ防水のご相談を受け、現地調査に伺いました。朝から曇り空ではありましたが、雨の心配もなさそうで、調査にはちょうどよい気候でした。現地には弊社の軽トラックで伺い、到着と同時にお施主様もご在宅だったため、スムーズに調査に入ることができました。
お住まいは築12年程度の2階建て住宅で、ホワイト系の外壁に一部ブラウンのアクセントが入った、モダンでスタイリッシュな印象の建物です。まずは建物全体の外観確認を行い、その後、外壁や屋根、ベランダなどの劣化箇所を一つずつチェックしていきました。
調査の結果、外壁の目地コーキングには劣化による硬化やひび割れが目立ち、特にブラウン塗装部分の縁で一部剥がれが確認できました。また、外壁サイディングには塗膜の浮きや色褪せが見られ、塗装の劣化が進行している状態です。
加えて、ベランダの床面についても撥水性の低下や細かなひび割れが確認され、再防水処理が必要と判断されました。お施主様からは「雨漏りなどはまだないが、そろそろ全体的にメンテナンスしたい」とのご要望がありましたので、外壁塗装・屋根塗装・ベランダ防水の3点をセットでご提案させていただきました。
なお、今回の現調では高所撮影用のポールカメラを使用し、屋根の表面状態も確認。目立つ破損こそないものの、色褪せと若干の苔が発生しているため、塗り替えによる保護が望ましい状況でした。
外壁目地のコーキング劣化は雨漏りの前兆です
今回の調査で最も気になったのが、外壁の目地に使われているコーキング材の劣化です。コーキングは建物の動きに追従し、外壁材の隙間から雨水が侵入しないようにする非常に重要な役割を果たします。特に今回の現場では、ブラウンの塗装が施された部分と白いサイディングの取り合いにおいて、コーキングの切れや剥がれが目立っていました。
このまま放置すると、雨水が内部に浸入しやすくなり、やがては防水シートや断熱材、最悪の場合は構造材へと浸透し、カビや腐食、さらには雨漏りへと繋がる可能性があります。
築10年を過ぎると、コーキングの硬化や痩せ、ひび割れが進行しやすくなります。今回のように、表面に白華現象（チョーキング）が起きている部分も見受けられ、塗膜の防水性が失われている兆候です。目視ではわずかな隙間に見えても、そこから吸水することで建物は確実にダメージを受けていきます。
このような状態を見逃さないためにも、外壁塗装と合わせてコーキングの打ち替え（もしくは増し打ち）をセットで行うことが大切です。山田興業では、外壁材の種類や劣化状況に応じた最適な工法を選定し、長期間安心できる施工を実施いたします。
外壁サイディングの塗膜劣化による美観と耐久性の低下
今回の寝屋川市成田町の現場では、ホワイト系サイディング外壁における塗膜の劣化も見逃せませんでした。特に南面や西面など日当たりのよい面では、色あせが顕著で、表面に微細なヒビや粉っぽさが現れており、いわゆる「チョーキング現象」が始まっていました。
これは塗膜の劣化が進行しているサインであり、塗装による防水性が既にほとんど失われている状態です。特にサイディングボードは防水性が低く、塗膜が剥がれるとすぐに吸水しやすくなります。吸水と乾燥を繰り返すことでボード自体が反ったり、ひび割れを起こす原因になります。
さらに塗膜の浮きや剥がれは、見た目にも「古びた家」と印象を与えてしまい、資産価値の低下にもつながります。外壁塗装は、単に見た目を美しくするだけではなく、住まいを長持ちさせるための保護膜を再構築する重要な工事です。
今回のように、塗装の浮きが一部で始まっている状態であれば、今の段階で全体塗装を施すことで、修繕費用を抑えながら家全体の保護が可能になります。山田興業では、耐候性・防水性に優れた高機能塗料を標準採用しており、お客様のご希望に合わせた塗装プランをご提供いたします。
ベランダ床の防水劣化に対する最適な再施工方法
調査対象となったベランダは、面積こそ小さいものの、床面の防水層にわずかなヒビ割れがあり、撥水性もかなり落ちている状態でした。触ってみると、表面がカサつき、雨が降った際に水が染み込んでしまう恐れがあると判断しました。
ベランダ防水は外壁や屋根と同様に、雨から家を守る重要なポイントです。特に防水層の寿命は10～15年程度とされており、今回のように築12年前後であれば、まさにメンテナンスすべき時期に差し掛かっています。
ひび割れが進行すると、下地のコンパネや防水シートにまで水が浸透し、雨漏りや内部腐食の原因になります。そのため、早期段階での再防水施工が有効です。
再施工の方法としては、ウレタン防水による塗膜形成がベストな選択となります。既存の防水層がある程度健在であれば、上から塗布するだけで強力な防水層を復活させることができます。山田興業では下地処理から丁寧に行い、プライマー塗布→ウレタン2層→トップコート仕上げという工程で高耐久な仕上がりを実現いたします。
今後のご提案と施工の流れについて
今回の現地調査を通じて、外壁・屋根塗装とベランダ防水の必要性が明確になりました。お施主様にも写真を交えて劣化状況を丁寧にご説明させていただいたところ、「やはり目に見えない劣化が進んでいたんですね。早めにお願いしたいです」と、すぐに施工のお見積りをご希望いただきました。
今後は、まずは足場の設置を行い、コーキングの打ち替えからスタート。その後、外壁と屋根の高圧洗浄、下塗り・中塗り・上塗りの3工程での塗装を予定しています。ベランダは塗装完了後に防水処理を実施することで、全体の耐久性と防水性能を同時に高めます。
また、今回お客様にはオプションとして「カラーシミュレーション」をご提案しました。ご自宅の写真を使い、いくつかの配色パターンを比較しながら仕上がりイメージを事前に確認できるシステムです。「せっかくの塗り替えなので、イメージチェンジもしてみたい」とのことで、早速数パターンご用意する予定です。
山田興業では、施工前のご説明、工事中の進捗報告、完工後のアフターフォローまで一貫して対応しております。引き続きお客様の大切な住まいを守るため、責任を持って施工に取り組んでまいります。
まとめ
寝屋川市成田町の現地調査では、外壁のコーキング劣化や塗膜の浮き、ベランダ防水の劣化など、多岐にわたる問題が見つかりました。これらは築10年を超える住宅に多く見られる劣化サインであり、早期の対策が肝心です。山田興業では、それぞれの劣化状況に合わせた最適な工法と材料をご提案し、美しさと耐久性の両立を図ります。外壁塗装・屋根塗装・防水工事をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
よくある質問
Q1. コーキングの劣化は自分で確認できますか？
A. 肉眼でも細かいヒビや剥がれは見つけられますが、高所や隠れた箇所は専門業者による点検が安全かつ確実です。
Q2. ベランダ防水はどれくらいの頻度でやり直すべきですか？
A. 一般的には10～15年ごとの再施工が推奨されています。表面のひび割れや撥水性の低下が見られたら要注意です。
Q3. 外壁塗装と屋根塗装は別々にやるべきですか？
A. 同時施工がおすすめです。足場の費用を一度で済ませることができ、トータルコストを抑えられます。
今回の工事に関するコツ
外壁塗装・屋根塗装・ベランダ防水工事において重要なポイントは「劣化の初期サインを見逃さないこと」です。チョーキングやコーキングの痩せは見た目には軽微でも、内部では深刻な劣化が進んでいる場合があります。特に外壁と屋根は常に風雨や紫外線にさらされており、気づいたときには大規模な補修が必要になるケースも少なくありません。
また、工事を依頼する際は「一括見積」や「セット施工」にすることで費用の最適化が可能です。足場設置費用などは単独工事では割高になりがちですが、まとめて施工すれば全体コストを圧縮できます。
さらに仕上がりの満足度を高めるためには、カラーシミュレーションの活用が有効です。塗装前に配色バランスを確認しておけば、イメージ違いの失敗を防げます。山田興業では最新のシステムで、スマートフォンでも確認できるカラー提案をご用意しています。
最後に、工事後のアフターフォロー体制も忘れてはなりません。弊社では年1回の無料点検を実施しており、万が一のトラブルにも迅速対応いたします。施工して終わりではなく、お客様の住まいを長く守るパートナーとして全力でサポートいたします。
