現地調査をしてきました

11月中旬、朝からしとしとと雨が降る中、私たちは大阪府豊中市野田町にある3階建ての住宅へ、外壁塗装とベランダ防水の現地調査に伺いました。今回の調査は、築年数が経過し外壁の劣化やベランダの水はけの悪さが気になるとのご相談を受けたことからスタートしました。いつものように事前に準備を整え、社用車に乗って現場へ向かいます。道路沿いに位置する建物で、外壁には全面にわたり雨染みや黒ずみが広がっている様子が見受けられました。
まず目に飛び込んできたのは、1階部分の外壁の色褪せと一部のチョーキング現象(手で触ると粉がつく)が確認されたことです。また、建物全体にわたってサイディングの継ぎ目に劣化が見られ、コーキング材の硬化や破断も多数発見されました。次にベランダ部分を確認したところ、床面のタイルには苔が発生し、排水溝周りには水が滞留しやすくなっており、防水機能の著しい低下が見て取れました。
また、屋内の天井部分にも注目すると、雨水の浸入を思わせる黒い染みやカビのような跡が確認されました。これはベランダや外壁からの雨水が室内に侵入してきた可能性があり、放置すれば室内環境にも悪影響を与えるリスクがあります。
お客様には現場で撮影した写真をお見せしながら、現状の問題点と今後必要な工事内容をご説明しました。外壁塗装、防水層の再施工、目地の打ち替え、そして天井裏の点検・補修が主な対応項目です。お客様は納得された様子で、「次の雨までに対処できると安心です」とのお声をいただきました。
外壁の劣化状況と今後のリスクについて

現地調査で確認された外壁の劣化状況は、築年数が10年以上経過した住宅に多く見られる典型的な症状でした。今回の建物では、特に北側面と西面に紫外線や風雨の影響による色褪せと汚れの蓄積が目立ち、チョーキング現象が発生していることから、塗膜の防水機能が完全に失われていると判断されます。
さらに、外壁材であるサイディングの継ぎ目に施されたシーリング(コーキング)が硬化・縮小しており、裂け目から雨水が侵入する危険性がありました。これは外壁内部に雨水が浸入し、断熱材や柱、下地材などの木部を腐食させる重大な原因になります。
また、一部では外壁に微細なクラック(ひび割れ)も見られ、雨風の影響を直接受けやすい状態です。このまま放置すれば、内部からカビや腐朽菌が発生し、健康被害を引き起こす可能性もあります。現地調査の結果から、外壁全体の再塗装だけでなく、目地のシーリング材の打ち替え、ひび割れ部の補修、そして下塗りから上塗りまで3工程での塗装工事が必要であると判断しました。
山田興業では、こうした劣化状態に応じた施工方法を採用し、下地補修を含めて最適な塗料と工法をご提案しています。塗料は耐久性に優れたラジカル制御型またはフッ素塗料をおすすめし、長期間美観と防水性能を保つようにしています。
ベランダ防水の重要性と現場の課題

今回の調査でとくに目を引いたのが、ベランダ床面の状態です。タイルの表面には苔が広がり、排水溝付近には水が長時間滞留していた跡が残っていました。これは防水層の劣化により、水はけが悪くなっていることを意味します。さらに床材の下地が沈み込んでおり、構造的な問題も懸念される箇所でした。
また、ベランダ下の天井には雨染みや黒カビのような変色があり、雨水が室内へ侵入した痕跡も見受けられました。これにより、ベランダの防水層だけでなく、下階の天井材や内部構造への被害が懸念されます。
このような状況では、通常の洗浄やコーティングでは対応しきれません。防水層そのものの再施工、つまり既存の防水層を剥がしてから下地処理を行い、新たにウレタン防水を施工する必要があります。また、必要に応じて排水溝の勾配調整や、周辺の目地コーキングの打ち替えも併せて実施することで、今後の水漏れを未然に防止できます。
山田興業では、ベランダ防水工事に関しても豊富な実績があり、施工後は年1回の点検も実施しています。お客様にはその点もお伝えし、「定期点検があるなら安心ですね」とご安心いただけました。
天井の雨染みが示す内部浸水の危険性
ベランダや外壁の劣化と合わせて確認されたのが、室内の天井に見られた黒い染みやカビ状の変色です。これは、外部からの雨水が建物内部へ侵入し、天井裏の断熱材や木部にまで達している可能性を示す重要なサインです。
このまま放置すれば、天井材が剥がれ落ちるだけでなく、木部の腐食や白蟻被害、カビの繁殖など、住環境の悪化を引き起こす恐れがあります。特に湿度の高い季節になると、こうした箇所は急速に被害が進行します。
今回の調査結果から、天井裏の点検を実施し、必要に応じて天井材の部分補修や、断熱材の入れ替えも検討する必要があります。幸いなことに、まだ大規模な腐食は確認されておらず、早期対応で十分にリカバリーが可能な段階でした。
山田興業では、こうした内部の補修についても一貫対応が可能です。お客様からは「外からの工事だけじゃなく、内部のことも見てもらえて安心」とのお声をいただきました。
今後のご提案と工事の進め方について
今回の現地調査を通じて判明した課題に対して、山田興業では以下のご提案を予定しています。
まず外壁については、既存の劣化状態を丁寧に下地補修し、耐久性・防汚性に優れたラジカル制御型塗料を用いた3回塗り(下塗り・中塗り・上塗り)をご提案いたします。また目地部分のシーリング材については、全体的に打ち替えを行い、再発防止を図ります。
ベランダに関しては、既存の防水層を撤去し、下地処理のうえでウレタン防水層の再施工を行います。必要に応じて勾配調整や排水溝の調整も実施し、長期的に水が溜まらない仕上がりを目指します。
天井裏の点検も含め、内部への雨水浸入対策を徹底し、必要があれば部分的な断熱材の交換と天井材の補修も視野に入れています。
調査後にはカラーシミュレーションを活用した塗装後の外観イメージをご提示予定で、施主様にもより安心して色選びをしていただける環境を整えます。定期点検も含め、今後のサポート体制をしっかりとご説明し、長期的なお付き合いを前提としたご提案を進めてまいります。

















