塗装作業の安全性と効率を確保するために、建物全体を覆う足場と飛散防止シートを設置しました。これにより、近隣への塗料飛散防止にもつながります。

金属部分や屋根表面に対して、手作業でケレンを行い、サビや古い塗膜を除去。新しい塗装の付着力と持ちを良くするために欠かせない作業です。

ケレン後の鉄部には、防錆効果のある赤錆止め塗料を丁寧に塗布。鉄骨階段や手すりなど、今後のサビの進行を防ぎます。

外壁に深いクラックや浮き、剥離があった箇所は撤去。左官補修によって新たに平滑な下地を作り直しました。これにより、構造的にも安心な状態に。

下地を整えるために、下地調整材（フィラー）をローラーで塗布。その後、既存の模様に合わせて吹き付け（玉付け）を行い、違和感のない仕上がりを実現しました。

屋根材にシーラーを塗布し、上塗り塗料の密着性を向上させます。経年劣化で吸い込みの激しい屋根には重要な工程です。

外壁には中塗り、そして仕上げの上塗りを重ねて塗布しました。高耐候性塗料を使用し、紫外線や風雨から建物を長期にわたって保護します。中塗りで均一な塗膜を形成し、上塗りで美しさと防汚性を高めています。

屋根材の表面にも中塗り・上塗りの2工程を丁寧に施工。下塗り（シーラー）による密着を活かしながら、仕上がりに艶と防水性をもたらしました。使用塗料は遮熱性を兼ね備えたタイプで、夏場の室内温度上昇を抑える効果も期待できます。

防水層にはウレタン防水材を使用し、ローラーで均一に塗布しました。防水層施工後、しっかりと乾燥させたうえで最終仕上げのトップコートを塗布。光沢感ある美しい仕上がりで、紫外線や摩耗から防水層を保護します。

カチオンフィラー塗布：下地の段差や凹凸を埋めて滑らかにします

防水層塗布：液状の防水材を塗り広げ、継ぎ目のない防水層を形成

トップコート：防水層を紫外線・摩耗から守る最終保護層