現地調査をしてきました
本日は大阪府四條畷市大字清瀧にて、外壁塗装工事をご検討中のお客様宅へ現地調査に伺いました。朝の肌寒さが残る中、現地には京阪バスを利用して向かいましたが、バス停からほど近く、閑静な住宅街に佇む3階建ての立派な戸建住宅でした。外観はライトグレー系のサイディングボードで仕上げられており、一見とても綺麗に見えるのですが、近くで確認すると劣化の兆候が随所に見られました。
まず、建物全体をぐるりと確認しながら、外壁の目地部分(シーリング)の状態を重点的にチェックしました。特に南面では紫外線による劣化が進み、目地の硬化・剥離・肉やせが確認できました。シーリングが痩せていると、防水性能が著しく低下してしまい、雨水の侵入リスクが高まります。
また、サッシ周りの目地にも細かな隙間が見受けられ、特に雨水の侵入しやすい箇所では念入りな打ち替えが必要と判断しました。さらに、建物東側の狭小部では、通気性の悪さから外壁に湿気がこもりやすく、藻の発生やコケが発生しやすい環境であることが分かりました。
調査の結果、このお宅には「高耐候性塗料での塗装+目地の打ち替え+防藻防カビ処理」が必要であると結論づけました。特に今回、お客様のご希望も踏まえ、遮熱機能付き塗料のご提案も行いましたところ、興味を持って前向きにご検討いただけるとの反応をいただいております。
外壁に見られた具体的な劣化症状とその原因
現地調査を通して明らかになった外壁の劣化症状は、シーリングの劣化、外壁材の微細なクラック、日陰部でのカビ・藻の発生が主でした。サイディングボードそのものに大きな浮きや割れは見られませんでしたが、表面の艶引けが顕著であり、築年数相応の紫外線・風雨による経年劣化が進んでいると判断されます。
シーリングは特に「硬化・剥離・破断」が進行しており、これは紫外線の影響により柔軟性を失い、目地材が収縮・破断した典型的な劣化パターンです。これを放置してしまうと、雨水が外壁内部へ侵入し、構造材を腐食させる原因となります。
また、外壁材表面の「チョーキング現象」(触ると白い粉が手につく状態)も確認されました。これは塗膜の樹脂が分解されている証拠であり、防水性が低下しているサインです。さらに、風通しの悪い北面・東面にはカビや藻が付着しており、美観上の問題だけでなく、素材の劣化にもつながる恐れがあります。
こうした症状は、日当たり・風通し・立地条件など、住宅の環境によって進行具合が異なりますが、今回の現場は「部分的に進行度が高い劣化」が見られるため、早期の対処が求められます。
今回ご提案した塗料の種類とその理由
お客様より「長く持つ塗料で、かつなるべく遮熱効果のあるものを希望」とのご要望をいただいておりましたので、私たち山田興業では、以下の2種類の塗料をご提案いたしました。
まず1つ目は「ラジカル制御型塗料」です。こちらは紫外線による塗膜の劣化(チョーキング)を抑制する先進の塗料で、シリコン塗料よりも耐候性が高く、コストパフォーマンスにも優れています。
2つ目は「フッ素樹脂塗料+遮熱機能付きタイプ」です。こちらは屋根に直接太陽光が当たる南面で特に効果を発揮し、夏場の室内温度の上昇を抑えることができます。高耐久性と機能性を兼ね備えた塗料であり、将来的なメンテナンス回数を減らすことで、長期的にはコストメリットも高い選択肢となります。
お客様も「以前の塗装では10年持たなかった」とおっしゃっていたため、今回は15〜20年持つ高耐久仕様の塗料をメインにご提案させていただいております。もちろん、シーリングの全面打ち替えや、防カビ・防藻処理も標準で含めたプラン内容です。
工事を進める上での注意点と施工時の工夫
四條畷市大字清瀧の現場は、隣家との距離が近く、特に東側は人が1人通るのがやっとの狭小スペースです。よって、仮設足場の設置時や高圧洗浄作業時には、飛散防止措置をしっかりと行う必要があります。ネット養生の張り方や作業員の動線にも配慮し、安全かつ丁寧な作業が求められます。
また、3階建てであるため、高所作業が多く発生しますが、山田興業ではドローンによる屋根・外壁点検も併用しており、リスクを最小限に抑えながら精度の高い調査と施工計画が可能です。
足場設置後は、まず高圧洗浄を丁寧に行い、古い塗膜やカビ・藻を除去します。その後、シーリングの打ち替え作業を経て、下塗り・中塗り・上塗りの3工程で塗装を実施予定です。各工程の間には十分な乾燥時間を設け、塗料の性能が最大限に発揮できるよう施工管理を徹底いたします。
今後の工事スケジュールとご提案内容の最終確認
現地調査を終えた後は、撮影した写真と調査結果をもとに、工事プランとお見積書の作成に移ります。今回は特に、以下の追加提案を行いました。
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遮熱塗料への変更提案
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シーリング材の高耐久タイプへのアップグレード
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防カビ・防藻剤の塗布オプション
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施工後の年次点検プラン付きプラン
お客様には、「せっかくやるなら、次の塗り替えまでの年数を少しでも延ばしたい」との意向があり、遮熱塗料+高耐久シーリング材のプランをご提案したところ、「それなら安心して任せられそうです」と非常に前向きなご返答をいただきました。
今後はプラン内容を文書にてご提示し、ご納得いただいた上で正式なご契約→着工スケジュールの調整を進めてまいります。施工時期については、天候や気温を考慮し、11月末から12月上旬を予定しております。
まとめ
大阪府四條畷市大字清瀧での現地調査では、外壁のシーリング劣化やチョーキング、藻の発生など、経年劣化による複数の問題が確認されました。高耐候塗料や遮熱塗料のご提案により、より快適で長持ちする住まいづくりを目指したご提案が可能となりました。山田興業では、調査から施工、アフターフォローまで一貫対応し、お客様の理想の暮らしを実現します。今回のような立地条件や構造に合わせた施工ノウハウも豊富にございます。ぜひ安心してお任せください。
よくある質問
Q1:外壁塗装は何年ごとに必要ですか?
A:一般的には10年前後が目安ですが、使用塗料や立地条件によって異なります。遮熱塗料やフッ素系塗料を選べば、15〜20年持つこともあります。
Q2:工事期間はどれくらいですか?
A:外壁塗装のみであれば、おおよそ10〜14日間が目安です。ただし天候や乾燥期間により前後します。
Q3:近隣への挨拶はしてもらえますか?
A:はい、着工前には弊社スタッフがご近隣に直接ご挨拶に伺います。トラブルのないよう丁寧にご対応いたします。
Q4:遮熱塗料の効果はありますか?
A:ございます。室内温度が2〜3度下がるケースも多く、夏場のエアコン効率向上にも繋がります。
今回の工事に関するコツ
外壁塗装工事を成功させるには、「塗料選び」「施工管理」「下地処理」の3つが非常に重要です。まず塗料選びですが、見た目だけでなく機能性を重視することで、長期的なメンテナンスコストを抑えることができます。たとえば、四條畷市のように夏は暑く冬は冷え込む地域では、遮熱機能付きの塗料が特に効果的です。温度差による壁面の伸縮にも強く、塗膜の劣化を抑制します。
次に、施工管理の徹底です。外壁塗装では塗る前の下地処理が命であり、高圧洗浄やクラック補修、シーリングの適正施工が不十分だと、いくら良い塗料を使っても長持ちしません。山田興業では、経験豊富な職人が下地から丁寧に仕上げ、乾燥時間も厳密に管理しています。
さらに、狭小部や3階建てなど特殊な立地では、安全管理が最重要となります。足場の設置時の安全性、近隣への飛散防止、施工中の騒音対策など、地域密着型の施工会社だからこそできる「気配り施工」がカギとなります。
最後に、工事後のアフターメンテナンスも大切です。年1回の点検や保証書によるトラブル対応など、施工後もお客様との関係を大切にする業者を選ぶことが、満足度の高いリフォームにつながります。山田興業では全ての項目に対して責任を持って対応していますので、安心してお任せいただけます。